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オアシス (メガストアコミックスシリーズ No. 122)
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★4の中。
著者の3冊目。
13歳の女生徒と19歳の従兄のラブエロ『大晦日』は、意地っ張りの少女が墓穴を掘るこっ恥ずかしさがステキです。
母と息子(少年)のエロイ性活空間に妹も参入してさあ大変な家族ドラマ『出戻りママ』は全4話。人間ドラマとしても母親ものとして観ても優秀です。
義父に凌辱され続ける少女(妹)を横目で見ながら己が弱さを呪う少年(兄)。それを知りつつなお子供たちを救済できない母。三者三様な想いを綴りつつ突き進む、著者お得意の『虐げられた人々』系ドラマ『拳』は、書き下ろしの最終話含む全4話。 ほか、カバー内にも長編2作の別結末漫画アリ。
『大晦日』を除けばすべて東京三世社で描かれた作品群のため、1・2冊目と方向性はほとんど変わってません。実はこの作品集『背徳園』として東京三世社より2月に発売予定だったものが諸処の事情によりコアより発刊されたものです。
けっこう陰鬱でキツイ系のエンディングが多かった著者ですが前2冊に比べれば今回はかなり救われてます。
それでも、いろいろな意味で問題作を描き続ける方ですし、心情描写中心の作風ですし、絵柄的にも萌え系ではありませんのでご用心。
『拳』の義父にリアリティーがありません。どんな人間にも長所と短所があって然るべきだと思います。ゆえにシリアスなドラマから浮いてしまいます。
環境によるトラウマ的な作品を描き続ける著者ですが、性別を判断しかねる内面性をもっています。あるいはその辺が著者の原体験を物語っているのかもしれませんが、そんなことを考えていると必ず『ハッチ』というPNにたどり着いてしまいます。
今回もまた父性と母性への憧憬が強く滲んでいます。
著者がこの先素晴らしい出逢いを重ね、愛ある大人たちの普通の人間ドラマもたまには描いてみたいかなと思う日が来ますように。






